Tシャツの←身幅→を広げるリメイク。サイズoutでも「まだ着たい!」を叶える。

おなおし

小さくなってしまったお気に入りのTシャツを

身幅(横幅)を広げてまだまた着られるようにするリメイクです。

今回は娘のお気に入り、110サイズの長袖トレーナーを

130サイズ(細身)でも着られるように身幅を広げます。

トレーナーは袖と裾にリブ生地がある分、作業が増えますが

Tシャツの場合も基本的な流れは同じなので、こちらを使って解説していきますね。

いけだゆみ
いけだゆみ

家庭科レベルで簡単リメイク服では

おうちにある家庭用コンピューターミシン(手縫いのみのリメイクもあり)

・小学校の時に揃えた裁縫セット  でできる

本当に着られる”家庭科レベル”のリメイク服の作り方や洋服のお直し方法をご紹介しています。

必要最低限の裁縫セットとは>>>

Tシャツの身幅を広げるリメイク。材料と道具。

今回は腕を上に伸ばした時に見えるこのラインを開いて生地を足していきます。

この部分、伸びないとマズイように見えますが

一部だけなら伸びない生地を使って継ぎ足ししてても問題ありません。

周りの伸びる生地の部分だけで脱ぎ着に支障がない程度には伸び縮みしてくれます。

元のTシャツ

Tシャツの作り方にはいくつかありますが

今回のリメイクに向いているのは、袖の縫い目と脇の縫い目が1直線につながったTシャツです。

この縫い目をほどいてから、均等な幅のリボンを縫い付けることで

簡単に身幅を広げることができます。

左側のトレーナーのようなリブがある服でも大丈夫です。

今回のリメイクに使った娘のトレーナーもそうなのですが

脇に縫い目があってもリブには縫い目がない、という洋服もあります。

そのような服でもちゃんと身幅を広げるリメイクができますのでご安心ください。

グログランリボン

グログランリボンとは、ラッピングで使われるような薄いサテンのリボンと異なり

織り目がしっかり見える幅広で厚めのリボンのことです。

今回はこのリボンを腕と脇の開いた部分に縫い付けていきます。

色も柄も種類豊富で

例え身幅を広げる必要がなかったとしてもつけたくなっちゃうくらい、選ぶのが楽しいですよ!

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今回はポリエステル100%のグログランリボンを使用しましたが

半袖Tシャツなど真夏に着るTシャツの場合は、綿素材や綿との混紡生地のものがおすすめです。

両脇に足すのでお腹周りはリボンの幅×2、腕周りは×1分広がります。

広げたい大きさに合わせてリボンの幅を選んでくださいね。

今回私が使用したグログランリボン。

38mmは残念ながら売り切れてましたが

少し幅の細い25mmなら購入できます!

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レジロン糸

伸びる生地には”レジロン糸”がおすすめです。

今回縫う部分は伸びない生地と合わせるので、通常のミシン糸でも問題ないかとは思いますが

特に子供の場合は、大きく上に手を挙げたりぶら下がったり

大きく体を動かすので念の為レジロン糸で縫い合わせることにしました。

↓糸自体にストレッチ性のあるレジロン糸↓

ニット用ミシン針

伸びる生地を普通のミシン針で縫ってしまうと

穴が空いてミシン目のように生地が破れてしまいます。

一緒に合わせる伸びない生地の方も問題なく縫えるので

伸びない生地が含まれる時は必ず”ニット用ミシン針”に交換するようにしましょう。

↓伸びるニット生地を家庭用コンピューターミシンで縫う方法↓

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縫い目をほどく〜Tシャツの身幅を広げるリメイク〜

縫い目をほどく箇所

縫い目をほどくのは、単純にこの縫い目の部分です。

とってもわかりやすいですよね。

裾や袖口にリブのついたトレーナーの場合、リブ部分は切り開かずにそのまま残します。

端まで解いたらさらに左右3cmずつくらいリブとメイン生地の間も解きます。

これは

グログランリボンを縫い付けた後に、その伸びた幅の分だけリブを伸ばして縫い付けるのですが

両側3cm、合わせて6cmのリブを均等に伸ばすことで違和感なく仕上げるためです。

ロックミシンの縫い目の簡単なほどき方

Tシャツなど伸びる生地でできた洋服のほとんどは、”ロックミシン”を使って縫われています。

ロックミシンの縫い目は、パッと見るとただ糸がもじゃもじゃしているだけのように見えますよね。

そのままただ糸と生地の隙間を狙って切るだけでは

大量の糸クズが発生して生地にくっつき、収拾がつかないほど散乱してしまいます。

でもよーく見ると、どの糸を抜けば効率的にほどけるのか分かるんです。

写真のように

複雑に見えますがロックミシンの縫い目は、うねうねした糸と直線縫いの糸に分かれています。

このうねうねの糸の根本を直線縫いの糸で留めているだけなので

直線縫いの糸さえ抜いてしまえば簡単に解くことができるのです!

直線縫いの糸はリッパーや目打ちを使って引き出して切ります。

糸と生地の摩擦があるので、一気に抜き切ることは難しいです。

だいたい10cmおきくらいに区切って糸を抜いていくと引っかからずにほどけます。

Tシャツの裾は裾上げ部分をほどいてから

Tシャツの裾は通常、脇のラインを縫ってから最後に裾を折り上げて端処理をしています。

そのためリメイクする場合は

リメイクする箇所だけ裾の折り上げた部分をほどいてから、脇のラインを解きます。

ほどくのは少し長めに、脇の縫い目のラインが平らに開けるくらいまでほどいてください。

袖側の入口も同じように、折り返しを少しほどいてから脇の縫い目をほどきます。

こちらはスカートの裾ですが、考え方は同じです。大人スカートを130キッズキュロットにしたこの写真のリメイクはこちら>>>

グログランリボンの縫い付けが終わってから、最後にもう一度折り上げて端処理をします。

ジグザグ縫いで端処理〜Tシャツの身幅を広げるリメイク〜

端を全てジグザグ縫いします。

この後グログランリボンを縫い付けるのですが

リボンはほつれの心配がないのでTシャツ生地にだけ端処理をしていきます。

今回使用するリブありのトレーナーの場合は

リブ部分は後でグログランリボンと合わせて端処理ができるので

メイン生地にのみ、先にジグザグミシンをかけることにしました。

リボンを縫い付ける〜Tシャツの身幅を広げるリメイク〜

リボンの端を”溶かして”処理する

リボンは縫い代分も合わせて、解いた長さと同じだけ必要です。

さらに端処理をする分として両端に5mmほどの余裕が必要なので

測った長さ+1cmの長さにカットします。

今回使用したリボンは100%化学繊維でできているので

端処理は”火で溶かして”行います。

慣れるまでは加減が分かりづらいですが、化学繊維のアイテムの端処理には最も簡単で確実な方法です。

換気扇の下でリボンの端にライターの火をあてると

1秒も経たないうちにリボンの端の繊維が溶けて丸まります。

溶けた瞬間を見たらすぐに火を離してください。

溶ける速度が本当に速いので、必要以上に溶けたり火種が残ったりしてしまい危険です。

火を離して10秒ほど経つと、触れるくらい冷めているかと思います。

極端に膨らんで固まってしまっているところは

裁縫用ではなく通常のハサミなどで薄くスライスするようにカットし整えます。

また、きちんと溶けていない部分がないか確認します。

直線縫いで縫い付ける

端処理したTシャツの端を折らずに広げた上に、リボンをジグザグ縫いの幅の分だけ数mm重ねて

その上を直線縫いで縫い付けていきます。

リボンの両端のうち片方は、一気に直線縫いをすることができますが

もう片方を縫い付け筒の形に戻すのは、少々難儀な作業になります。

というのも、他の部分の生地が重ならないように縫いたい部分だけをミシンに入れようとすると

こんな感じで袖の筒の中でミシンをかけるような格好になるからです。

今回はロゴがリボンの両端にあるデザインで

リボンの端ギリギリまで見せたかったのでこのようになりましたが

端が少し生地の中に埋もれても問題ないデザインの場合は

通常通り中表で合わせて裏から縫えば、こんな大変な目に遭わずに済みます・・・

そもそもミシンないし・・・

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リブ生地を縫い付ける〜Tシャツの身幅を広げるリメイク〜

(Tシャツの場合は不要な作業です)

リブを伸ばしながらミシンに入れ込む!

次にリブの部分を元通りにしていきます。

この時点でほどいてある部分はリブ生地が6cm、メインの生地の方はリボン分を合わせて約9cmです。

この6cmをグーン!と伸ばして9cmに合わせてながら縫います。

まずほどいてある部分の端にミシンの針を刺し、押さえをおろして固定します。

ここでリブ生地をグーン!と引っ張るのですが

ただ手元だけ引っ張ってしまうと、生地がミシン針を引っ張ってしまい針が歪みます。

このように生地を引っ張りながらミシンをかける場合

生地を両端から引っ張り、あくまでミシンには何の圧もないフラットな状態の生地を縫わせてあげましょう。

針が曲がって針板に当たると、折れた針が飛んだりして危険ですし

ミシン内部の故障にもつながります。

オーバーロック縫いで一気に仕上げる

直線縫いとジグザグ縫いを一気に行ってくれるのが”オーバーロック縫い”です。

今回のように引っ張りながら縫うのは大変なので

直線縫いと端処理を同時にできるのは便利ですよね。

”縫い代を割る”など表へのひびきを気にする箇所には使えませんが

裏側があまり気にならない箇所には、私は大抵この縫い目を使っています。

縫い代をステッチで落ち着かせる〜Tシャツの身幅を広げるリメイク〜

縫い代を生地側に倒してステッチをかける

最後にメイン生地とリブ生地の間の縫い代を、メイン生地側に倒してステッチをかけます。

元々ステッチがないデザインの場合は問題ありませんが

今回使ったトレーナーの場合入っていたので、残っているステッチと繋げていきます。

↓ちょっとだけのステッチなら、わざわざ色合わせしなくても大丈夫↓
↑万能4色のミシン糸さえあれば、ほとんど全部の生地に合わせられます↑

このトレーナーは濃いめのピンクで、どちらかというと紫などダークカラーを混ぜたような色合いだったので

今回はグレーの糸を使ってステッチをかけました。

試しに下にベージュのミシン糸でステッチを入れてみました。

ピンクとだけ聞くと暖色なのでベージュが合いそうですが

合わせてみるとやはりグレーの方が馴染むことがよく分かります。

Tシャツの場合は裾上げ

Tシャツの場合は裾と袖口の端処理をします。

最初に脇の縫い目をほどく時に開けておいた裾上げの縫い目を元に戻します。

こちらはスカートの裾ですが、考え方は同じです。大人スカートを130キッズキュロットにしたこの写真のリメイクはこちら>>>

ここは短い距離なので手縫いでも大丈夫です。

これで”Tシャツの身幅を広げるリメイク”の完成です。

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まとめ〜Tシャツの身幅を広げるリメイク〜

今回はTシャツの身幅(横幅)を広げるリメイクをご紹介しました。

お気に入りのTシャツを長く着られるのはもちろん

リボンとの柄合わせも楽しいし、腕を上げた時のアクセントにもなって良いですね。

このブログでは他にも

このようにサイズアウトしてしまった洋服を長く着るリメイクをご紹介しています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

「サイズを↑大きく↑する」リメイクの一覧

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